毎日パンダ 上野パンダ図鑑

夏休み上野パンダ特集夏パンダの楽しみ方

いよいよ夏休み本番!海に山に動物園に・・・思い出の1ページをパンダで飾ってみませんか?そこで夏休みならではのパンダの見方を特集してみました。真夏の夜の動物園でのんびりパンダを観察、自由研究でしっかりパンダを研究、そして読書感想文もパンダ!!この夏はぜひご家族、カップルでパンダを楽しんでみてはいかがでしょうか。

夏休みは家族でパンダ!


小学生以下は入園無料!
夏休みの動物園はファミリーで賑わう人気のシーズン。上野駅からスグ、アクセス抜群の好立地で気軽にレアな生き物たちを楽しめるのは上野動物園ならでは。なかでも注目のジャイアントパンダはサービス精神旺盛、癒し効果抜群で、きっと皆さんを歓迎してくれます!

小学生以下は入園無料!
入園料の安さもポイント!大人600円(65歳以上300円)、中学生以上200円(都内在住・在学の中学生は無料)、小学生以下は入園無料なので、家族で行っても財布に優しい料金設定です。都会の中の大自然に生きる動物たちの表情を堪能してください!


土日は長い行列になることも。
並んででも見たいパンダ!
表門をくぐればさっそくパンダ舎が現れます。いきなりメインディッシュという贅沢を楽しんで、スタートからテンションはマックス!夏休みの午前中はパンダ観覧の行列ができることが多いけど、思いのほか列は早く流れるので待ち時間は少なめです。パンダとの距離は少し遠くなってしまうけど、ゆっくり観覧したい人は後ろの列で。ほとんど待たずに見ることができるので、じっくり観察したい人はこちらです。


自然が豊富なので虫たちも元気いっぱい!
熱中症、虫刺されに注意!
真夏の動物園はとにかくホット!熱中症にならないように、木陰でこまめに水分と休憩を取りながら楽しんでくださいね。また、自然が豊富な環境なので、蚊や蜂など虫刺されにも注意してください!ベンチで休憩していたり、パンダに熱中していると、知らないうちにたくさん蚊にさされていることもよくあります。
持ち物は汗拭きタオルと虫除けスプレーがあると安心。ただし虫除けは生き物がいやがる場合もあるから使うときには場所を選んでね。

夏パンダの観察ポイント


室内はクーラーがついていてパンダは涼しげ
パンダは暑いのが苦手。気温25度を超えると室内展示になります。そのため夏の間はほとんど室内にいます。(最近はパンダが夏の暑さにも慣れてきたので少し気温が高くても午前中は外にでることがあります)

夏は室内にいることが多いよ
外にいる時期に比べると少し退屈そうにみえるけど、朝や夕方は活発なことが多いので、元気に動き回っている時間に来るのがお勧めです。昼間は寝ていることが多いけど、それはそれでのんびりすやすやお昼寝している姿もパンダらしくて可愛いですよ♪


自由に見えるけど案外規則正しい!
基本は寝るか食べるか
パンダの一日は、その大半が寝るか食べるか。季節によって食事の長さは違うけど、大雑把に言えば1時間食べて1時間寝ての繰り返し。エサの時間以外でも、気まぐれに起きては竹をむしゃむしゃ。おなかいっぱいになったらまたコロンとおやすみ。私たちから見たらうらやましいような、退屈なような、自由なパンダの生活をのぞいてみませんか。たまに水浴びをしたり、走り回って暴れることもあるよ!


パンダを釣っているように見える「パンダ釣り」
夕方にはトレーニング
毎日ではありませんが、夕方になると足腰を鍛えるためのトレーニングを行います。長いさおの先に好物のリンゴやパンダ団子をつけて、パンダをとことこ歩かせます。室内では運動不足になりがちなのでこのトレーニングはストレス解消にももってこい!?なにより一番の目的は春の自然交配に向けた筋力アップ。後ろ足のふんばりが自然交配の成功に大きな成果をもたらすようです。

夏休みイベント 真夏の夜の動物園

「真夏の夜の動物園」は夏休み恒例の開園延長期間。いつもは17時で閉園ですが、3時間も延長して20時まで楽しめます。真っ暗な動物園はいつもと違ってちょっとドキドキ!


真っ暗な動物園は全く違うよ!
真夏の夜の動物園
ドキドキ ワクワク ナイトズー
新発見の9日間

今年は8月10日(土)から18日(日)までの9日間、3時間延長の20時まで開園しています。普段は見られない夜の動物の姿を観察するチャンスです!夜行性の生き物が活発に動き回っている様子、反対に昼間活発な生き物がお休みしている様子など、貴重なシーンが満載です。動物だけではなく、真っ暗な動物園の雰囲気自体もけっこう楽しめますよ♪

大人のみなさんにとっては、お仕事帰りにふらっと動物園に寄り道できるのもうれしいポイント。夕涼みをしながら西園ビアガーデンで盛り上がるのもオススメです!ただし最終入園時間は19時までなのでご注意ください。
⇒東京ズーネット(上野動物園公式サイト)


夕暮れトークの様子(写真は2012年)
見て楽しむ、聞いて楽しむ、参加して楽しむ!
インカアジサシの夕ごはんなど、普段だったら見られない夕ごはんが見られるチャンス!飼育係によるトラやライオンなどの動物についてのお話を聞くこともできるよ!
不忍池ではコウモリ観察会(18:30~18:45)、西園テラスでは園長・副園長さんによる「夕暮れトーク」(14日、15日、16日 18:00~18:30)など参加型イベントも楽しめます。


大盛りの晩御飯をひたすら食べまくる!
夜のパンダは昼間と変わらない!?
気になるパンダは夜の間どうしているかというと、、、いつもとあまり変わらず寝たり食べたり。多少食欲が増してくるくらい。16:30に出された朝までの大量の竹をひたすら食べ続けていることが多いです。あるときには3時間くらい食べ続けてそのまま閉園、またあるときにはずーっと寝続けて閉園なんていうことも。パンダの様子はあまり変化がなくても、夜はパンダの待ち時間がほとんどなく、涼しい時間にのんびり観察できるのが一番のポイントかもしれません。

自由研究はパンダで決まり!

夏休みの自由研究はパンダがオススメ!かわいいだけじゃなくて、生物学的にも研究価値のある希少動物をじっくり観察してみよう!


寝て食べる生活の中でも発見はたくさん
行動や体の仕組みを観察しよう
熊の仲間なのに竹を好んで食べるジャイアントパンダ。栄養がなさそうなエサを食べているのに体が大きくて力持ち、竹を食べるために進化した体のつくり、なるべく無駄なエネルギーを使わないように体力を節約して生きる様子など、研究ポイントはたくさん!ホッキョクグマ、ツキノワグマ、マレーグマなど、熊同士を比べて観察してみるのもいいかも。絶滅することがないよう希少な動物を研究することは将来のためにとっても大切ですよ!


本物そっくりのパンダグローブ。
ボランティアガイドを活用しよう
毎週水曜日13:30~14:30まで、パンダ舎前で行われているスポットガイドでは、パンダのエサやフン、竹をたべるために進化した手の模型などが解説付きで見ることができます。パンダのフンはどんなにおい?竹をバキバキ食べる歯はどんな感じ?気になるパンダのあれこれをボランティアの方と一緒に見て聞くことができます。8月14日17:00~18:00は1日限定の特別スポットガイドも開催!

毎日パンダ的 推薦図書

読書感想文のテーマとしてもパンダはオススメ!動物園で実際にパンダを見てから本を読むと理解度がとっても深まりますよ!


夢が見つかる、夢が叶うかもしれない一冊
パンダがより身近に感じられる一冊
最近発売された本のなかでも特にオススメなのが上野動物園のパンダ飼育員さんの本『パンダ飼育係』。著者の阿部さんは上野動物園にリーリーとシンシンが来てからずっと2匹をお世話している現役の飼育員さん。阿部さんが飼育係になるまでの修行ともいえる苦労の数々、現在のパンダの飼育についての工夫など、リーリーとシンシンのことをより深く知るために欠かせない情報が盛りだくさんです。
「好き」に向かって突き進めば夢はきっとかなう、感動の青春お仕事エッセーです。
⇒『パンダ飼育係』 阿部展子著 角川書店 1,260円
そのほかの資料は動物園の資料室でも閲覧可能です。(貸出しはしていません)
⇒上野動物園内の資料室 ズーライブラリー

動物園は見所満載

もちろん上野動物園はパンダだけではありません。パンダを入り口に、たくさんの貴重な動物に接してみませんか?

約500種3000点の動物が待っているよ
世界3大珍獣と言われる「ジャイアントパンダ」「オカピ」「コビトカバ」が一度に見られる上野動物園。アジアで上野動物園にしかいない「アイアイ」など、貴重な動物約500種3000点がみなさんが来るのを待っています!