上野パンダ基礎知識
上野パンダ
基礎知識
プロフィール
2011年、上野動物園にやってきたリーリーとシンシン。体格も相性も抜群、愛嬌もたっぷりのスーパーパンダさん。2017年には待望の赤ちゃん、シャンシャンが誕生。2021年には双子のシャオシャオとレイレイが誕生。シャンシャンは2023年2月に中国に旅立ちましたが、双子のパンダが上野の人気を守っているので、今日もパンダフィーバー真っ只中です！
リーリー（父）シンシン（母）
リーリー（中国名：比力）オスパンダの中でも特に大柄ジャイアントなパンダさん。オスのパンダには珍しい大人しくて穏やかな性格。のんびりした暮らしぶりは、見るものをたっぷり癒してくれます。
- 誕生日
- 2005年8月16日
臥龍保護センター（中国）生まれ - 体重
- 133.5kg（2023年3月5日時点）
- 性格
- 繊細なハートの持ち主で、行動は常に慎重。ちょっとした物音にも敏感で、聞きなれない音がすると動くのをピタッとやめて（フリーズ）、安全かどうかを分析する。
- メモ
- お風呂（水風呂）が大好き。
- よく「ブヒブヒ」「ヒヒーン」と鳴く。
- パンダ座りが苦手らしく、よく寝ながら竹を食べる。
シンシン（中国名：仙女）メスリーリーに比べれば小さいけど、それでもとっても大きなパンダさん。笑顔がとっても似合う丸顔美人。野生に近いからなのか、自由奔放でフリーダムなところも魅力です。
- 誕生日
- 2005年7月3日
臥龍保護センター（中国）生まれ - 体重
- 122.6kg（2023年3月5日時点）
- 性格
- 些細なことには動じないが、ふとしたことでパニックになり我を忘れてしまうことがある。野生に近く、本能のままに自由奔放に生きている。
- メモ
- うんちを水の中にする癖がある。
- （観客側では）めったに鳴き声を聞くことはできない。
- パンダ座りが上手で、よくお座りをしてお団子を食べる。
シャオシャオ（オス）レイレイ（メス）
シャオシャオ（漢字名：暁暁）オスリーリーとシンシンの間に生まれた双子のうちオスのパンダ。シャンシャンの弟になります。見分けがつくようにシャオシャオには背中に緑のマーカーが引かれています。
- 誕生日
- 2021年6月23日
恩賜上野動物園（日本）生まれ - 体重
- 49.4kg（2023年3月5日時点）
- 性格
- 甘えん坊でかまってちゃんなところがあります。親離れのときも最後までシンシンにべったりでした。双子が一緒のときにはレイレイにしつこくじゃれつくところがよく見られます。
- メモ
- シャオシャオのうざがらみと言われるくらい、シンシンにもレイレイにもしつこく絡んできます。
レイレイ（漢字名：蕾蕾）メスリーリーとシンシンの間に生まれた双子のうちメスのパンダ。シャンシャンの妹になります。シャオシャオのようにしつこく絡むことは少なく、おとなしい印象があります。
- 誕生日
- 2021年6月23日
恩賜上野動物園（日本）生まれ - 体重
- 53.8kg（2023年3月5日時点）
- 性格
- シンシンにもシャオシャオにもそれほどじゃれつかず、いつもシャオシャオから絡まれています。そこまで嫌がる様子は感じませんがたまに反撃することもあります。
- メモ
- 親離れをして環境が変わって依頼、なぜかバックで後退して歩く様子がよく見られます。
シャンシャン（子）
シャンシャン（香香）メスリーリーとシンシンの間に生まれた子どもパンダ。
- 誕生日
- 2017年6月12日
恩賜上野動物園（日本）生まれ
→2023年2月21日中国へ✈ - 体重
- 94.0kg（2022年12月15日現在）
- 性格
- お転婆で物怖じしない、好奇心旺盛な女の子。
- メモ
- 木の上が好きで大体高いところにいる。
- 寝ている時間が長いが、起きるととてもアクティブ。
リーリーとシンシンのたべもの
パンダは竹ばかり食べているイメージだけど、動物園では栄養が偏らないように、竹以外にもいくつかメニューがあります。餌の時間にまっさきに食べるのはお団子だよ。タケノコなど、季節によるレアなメニューにも注目！
竹主食の竹はヤダケ、マダケ、メダケ、モウソウチクなど季節によって種類が豊富。
パンダ団子小麦粉、卵などでできているパンダ用のお団子。卵は唯一の動物性たんぱく質。
ニンジンかたい食感がきっとたまらないパンダさんの大好物。
リンゴお団子の次に大好物。甘くて歯ごたえも抜群なのでパンダさんのお気に入り。
タケノコ4月〜5月ごろのメニュー。長いタケノコから細いタケノコまで種類はさまざま。
なつめ10月の一時期、トレーニングに出たレアアイテム。詳しくはちょこっとパンダ餌編
過去にはスイカ、柿などを与えたこともあります。まれに昆虫（蝉、蛾、かたつむりなど）やねずみを捕食することもあります。
リーリーとシンシンのうんち
パンダは消化する能力が弱く、竹を食べてもほとんどそのまま出てきます。だからうんちは汚くなく、竹のいい香りがします。たまに粘膜便というどろどろのうんちをすることもあるよ。
緑色のうんち葉っぱを食べたときのうんち。緑色でころころしている。
黄色のうんち茎をたべたときのうんち。ぱさぱさしていて、すぐに崩れてしまう。
うんちのしかた野生ではきれいな水のそばで暮らしていたため、水のなかにうんちをすることが多い。
