毎日パンダ 上野パンダ図鑑

上野パンダ
基礎知識

アップでパンダ!

毛先までくっきり!パンダに思いっきりよって観察してみました。体のつくりや仕草を詳しく見てみよう!
参考:ちょこっとパンダ、ueno-panda.jp(パンダ大百科)

パーツ

たれ目と見せかけて、実はけっこうつり目。食べているときはほとんど目を瞑っているけど、竹を選んでいるときはしっかり見開いて、瞳がキラキラ☆ まつげ(と呼ばれる毛)はとっても長く、白い毛と黒い毛があるよ。

  • 実はつり目
  • まつげが長い
  • まぶたが黒い

ちなみに、リーリーは白目が見えやすく、シンシンは黒目の部分が多いのでなかなか白目は見えません。シンシンはまっすぐ前を見ているように見えても、瞳は横を向いていること多いです。


耳の向きがレーダーのように動きます。正面を向いているときもあれば、側面を向いていることもあります。耳の穴はふだんふさふさした毛で覆われているので見た目にはわかりません。耳のつけねあたりの細かい毛の奥にあるようです。

  • 耳の向きに注目
  • 耳の穴は見えない

遠くの音を集中して聞いているときにどの方向の音を聞いているか観察してみるといいかも。顔を正面に向けているときに、まんまるの耳になっているときとい、みみずくみたいにピンと立っているときとでは印象がだいぶ違います。


竹をたべるために特化した作りになっています。固い竹の幹をバリバリ割るための犬歯、竹の皮を剥くときや、幹や葉っぱをすりつぶすための臼歯が大きく平たい形をしています。葉っぱを束ねて噛みちぎるための前歯はとっても小さい。

  • 臼歯が大きく平たい
  • 前歯は小さく揃っている

動物園ではパンダの歯がすり減らないように、竹を半分に割って少し食べやすいかたちにして出しています。幹を食べるときと葉っぱをたべるときでは食べ方が全く違うので観察してみましょう。


くちびる

パンダのくちびるは黒くて厚い。そのため正面からみたときには笑ったような口のラインになります。


猫のような長いひげが少しだけはえています。上くちびるには白くて短い毛が、下くちびるの毛は黒くて長い毛がはえています。



(前足)

5本の指と、「第六の指」と呼ばれる突起で竹をつかみやすいようにできています。
爪はとても鋭く、木登りの際は、幹に爪をたてて楽に登ることができます。
体をかくときには手を使わずに後ろ足でかくことが多い。



(後ろ足)

前足と同じく、鋭い爪を持っています。竹を食べる際に、足で持ち上げたり、器用に掴むこともあります。冬でも寒くないようにふさふさな毛で覆われています。


尻尾

パンダの尻尾は白くて短い。うんちをするときにはしっぽをぴょこんと上げて、終わったら下ろします。おすわりをするときには尻尾を前に出します。
パンダの尻尾はよく黒いと勘違いされますが、実際は白。でもいつも汚れているので茶色でも正解かも。


動作

かむ
(竹の幹)

竹を引っこ抜くときや、割るときにしっかりかみつく。縦に半分に割って、今度は横に割って、裂け目から外側の皮を剥いて、なかの美味しいところだけを食べます。右左、交互の奥歯で食べるよ。


かむ
(竹の葉)

一枚ずつたべるのではなく、口に葉っぱをいっぱいためて、束にしてからむしゃむしゃたべます。竹の幹とは違い、前歯で噛みちぎって、奥歯ですりつぶします。


飲む

口の先だけを水につけて吸います。水面が波立たないくらいとっても静かにのんでいるので、一見なにもしていないように見えますが、のどはしっかりごくごく動いています。


「舌」「瞳」などの写真も後日アップ予定です!どうぞお楽しみに!