上野動物園のジャイアントパンダ、リーリーとシンシンの膨大な写真から、行動や仕草、表情などをそれぞれまとめてみました。季節やイベント別にも分けてみましたので、動物園に行くときの参考にしてみてください。
表情編 ー かわいい顔
なんといってもパンダは可愛い!可愛さ120点満点のリーリー、シンシンを思う存分見つめてください!
キメ顔
竹をワイルドに割ってきりっとした表情、私かわいいでしょと言わんばかりのキュートな表情、一見カメラに向かってポーズを決めているような営業力抜群のパンダたちです。
癒やし
可愛いくて癒やしキャラの代表格。のんびりした暮らし、可愛い顔、だらんとしたスタイルなど、どれをとっても癒やされます。疲れた時や悲しい時にパンダの癒やしパワーを分けてもらってください。
おもしろ
まるっとしたスタイルは、後ろから見たらお餅みたい。立ち上がると小さいおじさんが入っている着ぐるみみたい。あんなパンダ、こんなパンダをお楽しみください。
ツーショット
大人のパンダは、交尾の時以外は一緒のスペースで暮らすことはありません。繁殖期になると柵越しに見つめ合うことがあるので、相性が良さそうな二人の姿を見てほっこりした気持ちになってください。
行動編 ー 食べる
一日の行動の大半を寝るか食べるかに費やすパンダ。パンダってほとんど寝ているイメージですが、半分の時間は食べていることが多いので、食事をしている姿を目にすることはとても多いです。竹の幹を割って食べる様子、葉っぱを束ねて食べる様子などを観察してみてください。
飲む
パンダはとってもよく水を飲みます。ほとんど波紋をつくらないくらい静かに飲んでいるので、一見寝ているようにも見えることがありますが、のどはごくごく動いています。
寝る
一日のほとんどが食べるか寝るか。寝ている姿はとっても穏やかな表情だけど、体勢はとってもだらしない・・・癒やしそのものの姿をたっぷりご覧ください。
あくび
たっぷりお昼寝したあとは、まだ眠りの余韻に浸っているのか大きなあくびの連発です。顎が外れちゃうんじゃないかと思うくらい、でっかい口を開けると、普段見られない歯や舌の様子が観察できます。
歩く
食事の後は寝てしまうことが多いけど、お腹が空いてくると運動場をうろうろお散歩。ずっと同じルートをぐるぐる廻ることが多いですが、たまに意表をついて違うルートで来るので、目線を読みながら次はどこを歩くか予測してみよう。
木登り
パンダは木登りがとっても上手。運動場には登っても良いようにしてある木が何本かあります。普段はあまり登りませんが、テンションが上がり切ると、ものすごい勢いで軽々と登ってしまうので、見ている方は落っこちないかヒヤヒヤです。もちろんパンダは落ちない限度を知っているので、ほどのどの細さの枝を心得ているようです。
暴れる
テンションが上ったり、不機嫌になったりすると、すごいスピードで走り回ったり、ごろごろ転がったりして大暴れします。運動場を入れ替えた時にはお互いの匂いに反応してハイテンションになることが多いです。竹を蹴散らしたり、木登りやハンモックに乗ることも。
水浴び
運動場や室内には、パンダが半身浸かることができる水場があります。普段はお水を飲んだり、夏になると体を冷やすために水に浸かります。まるで露天風呂に入っているお父さんみたい。発情期にも体を冷やすために水に入ることが多くなります。
砂浴び
砂場でごろごろすりすりするのがリーリーのスタイル。砂埃をあげて、すっかり黒パンダになっちゃいます。
筋トレ(パンダ釣り/釣りパンダ)
2011年、
野生に比べて飼育下ではどうしても運動不足になりがち。特に繁殖には後ろ足の筋力が大事なので、パンダを歩かせて足腰を鍛えるトレーニングを行います。長い竹の先におやつを付けてパンダを歩かせる様子は、まるで釣りのようです。パンダも楽しんでやっているようで、催促をしながら喜んで釣られています。
カラス
リーリーとシンシンは普段べつべつに暮らしています。そこに自由に出入りできる唯一の存在がカラス。繁殖シーズンになると、パンダの毛を引っこ抜いて巣に持ち帰る姿がよく見られます。
トイレ
パンダはうんちやおしっこをするときにはしっぽを上げます。食べている時でも寝ている時でもしっぽが上がったらトイレの合図。ほとんど消化しないで排出されるので、葉っぱを食べた緑色のうんち、幹を食べた黄色のうんち、ぜんぜんくさくないので機会があったら観察してみてください。
ハンモック
進行方向手前の狭い運動場にはハンモックが設置してあります。ハンモックの上で寝ることはありませんが、テンションが上がるとハンモックに乗ってごろごろ暴れます。春に多いので、タイミングが良ければ遊んでいる様子を見ることができるかも。
マーキング
発情期が近づくと、お互いアピールのために匂いつけ、マーキングを頻繁に行います。おしりを岩や木にすりすりこすりつけたり、ぴょんぴょんはねておしっこをかけたりします。
かきかき
体がかゆくなると、後ろ足を使ってかきかき。届かないお尻は木にこすりつけるようにして、ダイナミックにかきかきします。リーリーよりもシンシンのほうが格段に多い。手(前足)を使わずに、後ろ足を使うことがおおいのもポイントです。
季節編 ー 春
春はお花見やゴールデンウィークなど、人がたくさん集まるイベントが目白押し。上野公園の名物、桜とパンダが一緒に見られる春は一押しです!そしてそして、パンダにとっては恋の季節。毎年パンダの動向が世間を賑わせます。
夏
高地で暮らしてきたパンダにとって、東京の暑い夏はとっても辛い。気温25度を超えると、涼しい室内に移動することが多くなります。室内は狭くて退屈だけど、クーラーがきいていてとっても快適。
秋
暑い夏を乗り切って、パンダはようやく快適に外で過ごせる季節になります。上野公園の木々は色とりどりに紅葉し、行楽シーズン&遠足シーズンの秋はお客さんがいっぱいです。
冬
動物園にとって寒い冬は閑散期。だけど雪山で暮らしていたパンダにとっては、寒い冬は快適そのもの。東京ではななかなか雪は降らないけど、銀世界の中で嬉しそうにはしゃぐ姿は最高です。
誕生日
パンダファンには欠かせないビッグイベント、それがお誕生日!毎年どんな誕生日のケーキが出てくるか、押し合いへし合いのイベント会場からたくさんの歓声が聞こえてきます。
クリスマス
クリスマスのシーズンになると、パンダ舎にもクリスマスのデコレーションが施されます。イブの前日にはクリスマスイベントがあることも。クリスマスプレゼントをもらって嬉しそうなパンダたちにお客さんもにっこりです。
お正月
上野動物園は年始2日から営業開始。2日と3日には上野動物園のお正月と題して、様々なイベントが催されます。
たけのこ
パンダたちにとって、春のごちそうといえばズバリたけのこ!なによりも美味しいようで、たけのこを見つけると一目散によってきて、あっという間に食べてしまいます。