食べる、歩く、寝るなど、行動別にまとめてみました。木登りやハンモックで遊ぶ姿など、普段は見られないややレアな姿も観察してみてください。
行動編 ー 食べる
一日の行動の大半を寝るか食べるかに費やすパンダ。パンダってほとんど寝ているイメージですが、半分の時間は食べていることが多いので、食事をしている姿を目にすることはとても多いです。竹の幹を割って食べる様子、葉っぱを束ねて食べる様子などを観察してみてください。
飲む
パンダはとってもよく水を飲みます。ほとんど波紋をつくらないくらい静かに飲んでいるので、一見寝ているようにも見えることがありますが、のどはごくごく動いています。
寝る
一日のほとんどが食べるか寝るか。寝ている姿はとっても穏やかな表情だけど、体勢はとってもだらしない・・・癒やしそのものの姿をたっぷりご覧ください。
あくび
たっぷりお昼寝したあとは、まだ眠りの余韻に浸っているのか大きなあくびの連発です。顎が外れちゃうんじゃないかと思うくらい、でっかい口を開けると、普段見られない歯や舌の様子が観察できます。
歩く
食事の後は寝てしまうことが多いけど、お腹が空いてくると運動場をうろうろお散歩。ずっと同じルートをぐるぐる廻ることが多いですが、たまに意表をついて違うルートで来るので、目線を読みながら次はどこを歩くか予測してみよう。
木登り
パンダは木登りがとっても上手。運動場には登っても良いようにしてある木が何本かあります。普段はあまり登りませんが、テンションが上がり切ると、ものすごい勢いで軽々と登ってしまうので、見ている方は落っこちないかヒヤヒヤです。もちろんパンダは落ちない限度を知っているので、ほどのどの細さの枝を心得ているようです。
暴れる
テンションが上ったり、不機嫌になったりすると、すごいスピードで走り回ったり、ごろごろ転がったりして大暴れします。運動場を入れ替えた時にはお互いの匂いに反応してハイテンションになることが多いです。竹を蹴散らしたり、木登りやハンモックに乗ることも。
水浴び
運動場や室内には、パンダが半身浸かることができる水場があります。普段はお水を飲んだり、夏になると体を冷やすために水に浸かります。まるで露天風呂に入っているお父さんみたい。発情期にも体を冷やすために水に入ることが多くなります。
砂浴び
砂場でごろごろすりすりするのがリーリーのスタイル。砂埃をあげて、すっかり黒パンダになっちゃいます。
筋トレ(パンダ釣り/釣りパンダ)
2011年、
野生に比べて飼育下ではどうしても運動不足になりがち。特に繁殖には後ろ足の筋力が大事なので、パンダを歩かせて足腰を鍛えるトレーニングを行います。長い竹の先におやつを付けてパンダを歩かせる様子は、まるで釣りのようです。パンダも楽しんでやっているようで、催促をしながら喜んで釣られています。
カラス
リーリーとシンシンは普段べつべつに暮らしています。そこに自由に出入りできる唯一の存在がカラス。繁殖シーズンになると、パンダの毛を引っこ抜いて巣に持ち帰る姿がよく見られます。
トイレ
パンダはうんちやおしっこをするときにはしっぽを上げます。食べている時でも寝ている時でもしっぽが上がったらトイレの合図。ほとんど消化しないで排出されるので、葉っぱを食べた緑色のうんち、幹を食べた黄色のうんち、ぜんぜんくさくないので機会があったら観察してみてください。
ハンモック
進行方向手前の狭い運動場にはハンモックが設置してあります。ハンモックの上で寝ることはありませんが、テンションが上がるとハンモックに乗ってごろごろ暴れます。春に多いので、タイミングが良ければ遊んでいる様子を見ることができるかも。
マーキング
発情期が近づくと、お互いアピールのために匂いつけ、マーキングを頻繁に行います。おしりを岩や木にすりすりこすりつけたり、ぴょんぴょんはねておしっこをかけたりします。
かきかき
体がかゆくなると、後ろ足を使ってかきかき。届かないお尻は木にこすりつけるようにして、ダイナミックにかきかきします。リーリーよりもシンシンのほうが格段に多い。手(前足)を使わずに、後ろ足を使うことがおおいのもポイントです。