パンダのなぞ

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  • このトピックには607件の返信、1人の参加者があり、最後ににより2ヶ月、 1週前に更新されました。
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  • #142246 返信
    てんてん
    ゲスト

    テールさま🍀深夜に失礼します。 
    うじさまのコメントの方にメッセージありがとうございました。
    すみません…いつも気をつけて下さい✨と伝えてる私が体調ダウンしてしまい。
    テールさまのお勉強は毎日必ずコメントを少しでも残すことが私の日課でもあります。毎日毎日の発信ありがとうございます。すっかり熱が下がり昨日から寝てばかりだったので今1番頭がすっきりしてます。15年前の手術にあるトラブルあり時々。疲れが溜まると悪さをします。
    お医者さまに『人間の体は単純なんだよ!だからまたすぐに元気になるよ』と
    若いときに言われました。その言葉を今も信じています。気持ちも大切ですね!前向きに。そうそう…
    2週間前に愛犬がとぼとぼ歩く姿を見て
    この暑さ元気がないなって思いました。
    3日間くらい1日1回は吐くようになり
    吐くのは良くあるので様子を見ていたら
    ある日血尿が出たのです。ショックですぐに動物病院に連れていき検査をしてもらいました。
    暑さで人間と同じ自律神経が崩れて腸の動きが悪く消化しないため吐くように、
    血尿は細菌からの膀胱炎に。
    膀胱がパンパンに腫れていました。
    もっと早く気付いてあげてたら血尿まで
    出ないですんだのに、やたらに近くにピタッとするのは痛かったり不安だったのですね。ワンちゃんの点滴は首の後ろ辺りにプチっと注射をします。コブのようにふくらみ少しずつ体に浸透するそうです。みるみるうちに元気になりました♪
    動物はお話出来ないから『早く気付いて』と目で訴えていたのに血尿が出るまで気付いてあげなかった私もバチが当たったんだなって思います。
    夏をがんばって乗り切ろうね!と約束しました。
    長くなりましたが、カンカンランランのお話楽しく読ませて頂いてます♪
    今回は…『腰をおろしていると、なぜか急に2頭のパンダへの愛おしさが胸一ぱいにひろがるのを感じた。
    あの不安そうな鳴き声。あの鳴き声は幾百の言葉より切実にパンダと我々を結びつけている。』…この夜から始まった
    パンダ物語りですね。
    鳴いていた姿を想像するとかわいそうです。狭い檻に飛行機に不安しかないですね。シャンシャンも近い未来経験すると考えると悲しい😢😢😢です。
    始まりから躓いてはいけませんね。
    明日は(今日は)ちゃんと間に合うように
    しますね♪おやすみなさい!

    #142249 返信
    パンダのテール
    ゲスト

    「 パンダのなぞ 8月3日 (金)
    ◎中国人民から日本国民へ④
    パンダ一般公開へ パンダ・飼育スタッフの本当の闘いが始まった……
    パンダ達に異変が……〜 」
    .
    皆様、「パンダのなぞ」のお時間です。
    今回もよろしくお願い致します。
    「中国人民から日本国民へ」1972年 (昭和47年) 日本で初めて来日、飼育が始まった ジャイアン パンダ「康康(カンカン)・蘭蘭(ランラン)」の物語 4回目となります。今回は来日し、日本の世界に入っていく「カンカン・ランラン」
    ついに、一般公開の日が一刻と迫ってきます。日本初のパンダを見ようと集まった人々、空前の社会現象となった 『パンダブーム』の中、二頭に異変が……
    本当の闘いがパンダにも、飼育スタッフにも訪れました。『珍獣パンダ』が
    『国民的スター パンダ』へ 変貌を遂げようとしています。出来るだけリアルにお届けしたいと思います。今回も出来ましたら、最後までお付き合い下さい。
    よろしくお願い致します。
    .
    《 ◎ 来日、日本の生活に順応へ
    エサについて・睡眠について 》
    1972年10月28日夜、ジャイアントパンダのオス 康康(カンカン) 2歳 55kg
    メス 蘭蘭(ランラン)4歳 88kgの一つがいが来日しました。日本で初めてのジャイアントパンダの来日、飼育となり
    それは、まさしくゼロからの挑戦となりました。
    来日後の飼育はパンダと一緒に中国から
    飼育の付添者が来園しており、知識のまだ乏しい上野動物園飼育スタッフには
    本当にありがたい存在となり、手取り足取り熱心な指導が(飼育指導)、繰り返されました。
    パンダ達も初めて環境になれない日々を送ってきました。無事に検疫を終了して
    、一般公開を待つのみとなりました。
    [ パンダのエサについて]
    来日以来、北京動物園方式によるエサが与えられています。カンカンには、卵入りミルク粥、トウモロコシまんじゅう(現 パンダまんじゅう)、カキ、リンゴ、
    サトウキビが合計1.5kg。
    ランランには、トウモロコシまんじゅう
    、リンゴ、サトウキビが合計1.2kgと
    2頭ともにビタミン、ミネラル、整腸剤
    を午前9時と午後4時30分に与えています。竹・笹は新鮮な物を与えていて、1日に2kg〜3kgを食べています。この竹類は、夜間に食べる事もあります。
    また、2頭の中共にワラを食べますが、
    パンダがワラを食べるという情報はなく、この事実は 初めて確認されました。
    [パンダの睡眠について]
    カンカンは、ランランと共に1日16時間前後寝ています。熟睡、浅い眠り、まどみが見られ、これは呼吸数によって分類する事が出来るようです。
    面白い事にカンカンは、寝ぼけることがあって、熟睡中に無理やり起こしたり、
    睡眠時間が不足したりすると、不機嫌でエサを食べない事などおこる事も見分け
    られます。
    [パンダの主な1日の流れ]
    朝6時頃 起床。
    (朝・午前)
    6時〜8時 軽い運動
    8時〜9時 朝食
    9時〜11時 運動
    11時〜午後3時 休息 睡眠
    (午後・夕方)

    3時頃〜4時 運動
    4時〜5時 夕食
    5時〜6時 運動
    6時〜8時 休息から軽い運動。
    8時〜9時 以降 睡眠
    .
    動物には、それぞれ生活のパターンがあって、決まったパターンが繰り返しされる様になると、それは、その動物が新しい環境に慣れて来た事を示す物です。
    この2頭のパンダも意外に早く、この日本の環境に適応してくれたのかもしれません。
    .
    《 ◎特別公開の日 パンダにとって初めての試練。その時 ランランに異変が》
    1972年11月4日 特別公開の日を迎えた
    。2頭のパンダは運動場に出た。
    政府関係者や報道陣の人々、合わせて約500人以上はいるだろうと思われる大群集。テレビカメラの音、カメラのシャッターの音。あちこちと動き回る人々の群れ。いずれも2頭のパンダにとっては初めての経験だったに違いない。
    ランランは興奮して、信じられないスピードで運動場の中を歩き回り、カンカンは、苛立しそうに竹を加えて引きずって歩いていた。
    何も知らない人々の間では、この2頭の行動は、元気さの現れとして、映ったらしく、多くの人が「二頭のパンダ元気ですね。」「パンダが、こんなに動き回るなんて、知らなかった」
    ↓だが、このこの2頭のパンダを見て
    取り乱しようがわかる分、辛い2時間だった。早く終わって欲しい。それだけを念じていた………。
    心配はすぐに事実となった、
    ランランの呼吸数が120を超えてしまったのである………。(普段、休んでいる時→10〜20 動いている時→50〜70)
    ↓ 一気に120まで上がってしまっていた。ランラン→この突然の環境に狼狽していて、口から泡を吐き出している。
    まだ時間が多少あったが、ためらわず
    ランランを早退させ寝室に入れた。
    ランランは、もう寝台に登る気力もなく
    、尻から床に座りこみ、大きく口をあけてハァハァと息をするのみであった。

    私達飼育スタッフは「パンダの人気と、パンダの健康を上手くバランスさせて
    、管理しなければならないのだ。 疲れて、肩で呼吸をしてある2頭を見て心に固くその事を思ったのである。
    1972年11月5日
    一般公開の開始。
    昨日からの徹夜組を含め大勢の人がパンダを見る為に並んでいた。
    (この日だけで 約56000人の老若男女がパンダを見ようと上野動物園に殺到。
    何とかパンダを見る事が出来たのは約1万7880人。3〜4時間並んでパンダを見れる時間はたったの1分〜2分だった。)
    カンカンはだいぶん馴れてきたのか笹を食べたり、タイヤで遊んだりしていた。
    ランランは昨日の同じで「落ち着きがなく、一瞬の休みもなしに歩き続けている
    。同じ様に肩で呼吸をしている様子が可哀想でならない。午前11時、早めに室内に入れ休憩とらせる。室内に入った
    ランランは→台の上にもあがらず、ぐったりと尻をおとして喘いでいた。
    あの人混みはよほど こたえたらしい。
    午後2時、再びパンダを外に出す。
    カンカンも疲れているらしく余り動かない。早目に室内に入れて休息させた。
    2頭のジャイアントパンダはかなりの疲労に襲われていた。ランランもイタズラをする余裕もなくなって来た。
    疲労が重なって2頭のパンダはダウン寸前である。何か対策をとられば……
    一般の人々のあの人気を考えれば、見せてあげたいのは山々だが、パンダの健康には かえられない。
    あんなに気を付けてあたのに2頭の状態は、公開の日以来、下降を続けており、今日が「最悪」だった。
    午前中はとまうやら運動場に出ていたのも、午後からは床に座り込んだまま、一向に動かない……。
    この大人しい動物が、外に出そうとすると、抵抗する素振りさえ見せたのである
    。外の喧騒が2頭のパンダの上に覆いかぶさっていたに違いない。
    疲れきったような2頭のパンダを見て
    飼育の考えが甘い事を思いしった。

    8日に1日をパンダの休養日にする事を決心した。「パンダの休養をやって欲しい。」と集まっていた報道関係者の前で
    事態を説明した。次の日の新聞各社には↓大きな字で
    「パンダ週休2日制に。観覧は午前中の
    2時間だけ。」
    .
    《◎カンカンに鼻水が、風邪を引いて
    苦しむパンダ……治療方は……》
    1972年11月6日
    今日もパンダ観覧の長い列が動物園周辺に伸びていた。パンダの様子が気になり
    パンダ舎へ直行した。
    カンカンが風邪を引いた。
    鼻水を出している。黒っぽい鼻先から、
    透明なやや粘着質のある水玉が糸を引くように適下し、カンカンの前肢を濡らしていた。文献では、「パンダの病気として、風邪が挙げられており、→それは、
    肺炎に移行する危険があり→そこから
    死に至るケースもあると。

    この事は口外しない方がよい。
    ・他の人々に不安を与えてないように。
    ・イタズラに騒ぎを大きくすると、直ぐマスコミの餌食になってしまう。
    この日の午後の二頭の様子も変であった
    。午前中の休憩時間が終わっても、運動場に出ようとしない。
    ↓無理をして、外に出す事が2頭にとって、どんなに辛い事かわかっている。
    そのまま休息をさせる事にした。
    ↑では、詰め掛けて並んでいる観覧者
    はどうするのか?
    ↓お客さんをパンダ者寝室内にいる姿を
    室内観覧通路から見せる方法を取った。
    ↓その為のルールとして、
    ・大きな声や物音をなるべく立てない
    ・写真の撮影は中止する。
    他人の寝室を訪問するのだ。これぐらいのルールは守ってもらわねばならない。
    この観覧は成功し、無事に終わった。
    翌日のパンダ舎
    ベットの上です腹這いになって横たわっているカンカンがいる。
    ペロッと舌を出した。鼻先を舐めたのである。再び鼻水である。透明に近い水滴が鼻先から糸を曳くように垂下している
    。その上、鼻鏡が(鼻先の毛のない所)が
    乾燥気味である。鼻水を垂らして鼻先が乾いている→完全な風邪の症状である。

    その日、二頭は不機嫌であった。
    疲れているのだ。疲れきっているのだ
    。中国四川省から北京動物園に連れて来られ、やっと動物園の環境に馴れた矢先に日本へとやって来た。全くちがう環境で気候も風土も環境もすべて違う。

    引きも切らず押し寄せる人の波、絶えず鳴り響くスピーカー、人の波を取材しようとするヘリコプター。騒音の幕開け。
    四川省の高山、竹林の中でひっそりと孤独の生活を好む動物にとって、この環境は確かに刺激が強すぎたのである。
    特に比較的古いタイプの動物であるパンダは新しい環境には、中々馴染めない。
    異常なまでのパンダブーム。パンダを見たい人は凄まじい勢いで動物園はやって来る。それは子供に限らない。大人も、
    老人も。婦人も。あらゆる年代、あらゆる階層の人が興味を持っている。

    パンダは、それほどに疲れている。
    カンカンは風邪気味。ランランは疲労の結果、動きが鈍い。

    飼育スタッフの本意。
    パンダを休ませてあげたい。休んで疲れが癒えるのであれば。(だがお客さんはどうするのかーーー。)
    ↓動物園の前課長が召集され会議がもたれた。→園長の「パンダの健康第一。
    それが全てに優先する。」明快であった

    翌日、パンダは急遽展示中止となった。
    .
    *カンカンの風邪についてのやりとり。
    「パンダの食性に問題があった。
    パンダは元々、肉食動物、現在でも食肉目に分類されている動物。

    実際には、その食料の大部分は竹や笹
    の植物質。(あんな栄養素の少ない祖繊維の多エサをとり、あれだけ大きくなるのだからこのエサを充分に利用できるシステムが彼等の消化器の中にあるという事。しかもそれは、他の多くての草食動物がそうである様に、腸内に多量の有用な細菌や原虫がいて、役にたっているに
    に違いない。

    うっかり、抗生物質などを与えられない
    道理がある。
    それらの薬を与える事によって、その腸内にいる有用な微生物を殺してしまう恐れがあるからである。
    ↓どうしならよいのか?
    漢方薬はどうだろうか?
    (パンダは、中国の動物、漢方薬こそ
    うってつけの薬ではないか!!)
    ↓夜の上野の街に漢方薬を求めてくりだす。(※動物園内外には秘密で行った。
    パンダが風邪をひいて苦しんでいる
    =動揺する。観覧はさけられない。
    漢方薬を入手した。
    (店でのやり取り)
    風邪薬を下さい。
    何歳で体重はどのくらい?
    小学校5.6年生かな。体重は50kgくらいです。
    ほう、大分太ってある方ですなぁ。

    カンカンに飲ませる。
    野生動物は、薬に対しては敏感な物が多く、どんなに弱っていても、薬を拒絶する場合が少なくないのである。
    特にパンダのような神経質ないので動物では尚更。

    カンカンの好きな牛乳、甘いもの、総合ビタミン剤の顆粒状の物が好きなのです 。それらを混ぜてカンカンに飲ませる

    カンカン見事に全てを飲みほす。

    次の朝、カンカンの風邪をすっかり良くなっていた。
    .
    結構、具体的な内容の項目でした。
    何だか、まるで人ごととは思えない内容です。現在のシャンシャン人気で上野も大変なパンダの観覧になっていますが、この頃の「パンダブーム」は底知れぬ状況だったのでしょうね。恐らく今より凄かったのではないかと予想されています
    。「カンカン・ランラン」には可哀想な思いをさせてしまったという思いと、逆にシャンシャンは大丈夫かという心配な面も出て来ました。先日行った「シャンシャンの性格」では動揺しない性格と安心はしていましたが。(カンカン・ランランの時代が過敏だったのか?)
    シャンシャンが大物なのか?定かではありませんが。この時の教訓が現在に色々と生きているのかもしれません。(トントンの時も含めて)
    どちらにせよ、パンダには動物にはあまりストレスはかけたくないですね。
    今回もまた最後までお付き合い頂きまして本当にありがとうございます。
    カンカン・ランランの飼育によってパンダとは何か。色々な事がわかって来たと思います。ゼロからの挑戦。本当に凄い時代だったと改めて思います。
    引き続き「パンダのなぞ」よろしくお願い致します。

    Attachments:
    #142251 返信
    パンダのテール
    ゲスト

    てんてん様
    大丈夫でしょうか………。
    無理だけはいけません。
    どんなに優れている人物だって身体は ひとつだけなのです。
    動物は口を聞けない。でも動物は
    一番信頼している人には弱さを見せる
    のですよ。てんてん様に飼っていたワンちゃんが見せたように。
    優しいご主人様で良かったね。
    とお伝え下さい。ワンちゃんに。
    暑さで体力がとられる毎日です。
    ゆっくり、ゆっくり一歩ずつ 着実に
    やっていきましょう。 (回復していきましょう。)
    お見舞い申し上げます。
    そんな中、コメントありがとう
    ございました。
    (※飲まれたお薬は漢方薬でした?)
    ↑なんちゃって………。

    #142254 返信
    ななえ
    ゲスト

    てんてん様
    おはようございます。
    まずは、元気な声が聞けて安心しました。
    でも、油断せず、しっかり休養続けてくださいね。

    #142278 返信
    笹の葉★竹の子
    ゲスト

    テール先生、おはようございます。
    まずは、ランランの写真。これぞパンダって感じがします。カンカンとランランを実際にご覧になった方々、本当にうらやましいです。シャンシャンも実際に見たら、写真でも可愛いのに、その何倍も愛らしくて。
    以前、図書館から『プロジェクトX パンダが日本にやってきた』を借りてきて読みました。飼育員さんたちはカンカンの風邪が治って、どんなにか安堵されたことでしょう。カンカン、ランラン、よく乗り切ってくれました。飼育員さん、ありがとうございました。
    テール先生もいつもありがとうございます。
    世界平和は家庭の平和からと思っています。つまり個人の心の有様が大切ということです。パンダが平和の象徴であることは間違いないです。パンダから感じる目に見えない何かにこそ、パンダの一番の素晴らしさがあると思っています。外見やしぐさの可愛さだけでも、心がホンワカしちゃいますけど。パンダのなぞ、色々知りたいです。
    テール先生、これからもよろしくお願いいたします。

    ななえさま
    高氏さんが掲示板を作ってくださり、いい流れができましたね。掲示板でも色々ご迷惑をかけてしまった私ですが、高氏さんは、すべてを受け入れ最善を尽くしてくださっていると思います。
    2011年12月のコメントのやりとりを拝読して、高氏さんの優しさ、人柄の良さを改めて実感しました。丁寧に丁寧に返信されていました。何だか、思い出すと、涙が出ます。
    これからも色々ご迷惑をおかけしそうな私ですが、パンダと共に心の平和を保ち、私なりにパンダを楽しんでいけば、それでいいんだよ、と高氏さんもパンダも言ってくれると私は勝手に思い込んでいます。
    お互い自分にできることで、心平和を第一に、丁寧に、無理なく、日々を楽しんでいきましょう。
    たぶん、リーリーは四川大地震は経験していないと私は思っています。でも、経験していても、311の時、リーリーは夕方まで落ち着かなかったような気がします(笑)

    てんてんさま
    私は直感を信じて生きてきた人間で、『ぱんだのなぞ』の授業は受けた方が良い(絵手紙を描くためにも)という気になり、ずいぶん遅いスタートですが、皆様の仲間にさせていただきました。
    他のトピにも、とも思いますが、欲張らないことが心の平和に大切です。毎日パンダに集まってくる方々は、高氏さんと同じ温かい心の持ち主。だからこそ、気遣いは必要でも、気の遣い過ぎには要注意かも。
    私もこちらにコメントを日課にしました。今後は、短めコメントを心がけます(笑)
    愛犬さんとともに元気になってよかったです。元気があっれば何かができますよね。

    #142292 返信
    てんてん
    ゲスト

    テールさま🍀おはようございます☀
    ななえさま🍀竹の子さま🍀
    ありがとうございます。
    ゆるりと私のペースを心がけますね✨
    テールさま漢方のお話はいろいろな所で有名ですね。カンカンとランランが疲れはて体に異常が起きたときいっしょに付き添いで来ていた中国のスタッフさん3人はすでに中国へ帰国してからのお話でしたね。当時の飼育員さん獣医さん技師さんが困り果て考え込み夜の上野を何軒も漢方を求め走り回ったのですね。やっと開いているお店でのやり取り…患者はパンダと言えない背景には異常なまでのパンダブームでしたね…スタッフの方々がひっそりと合図をしながら大騒ぎにならないように、目の前にいるぐったりしたカンカンの為に上野であたふたと走り回る姿を想像すると私も胸が苦しくなりました。来日してから疲れきっている
    カンカンランランのために次の日をお休みにしたその夜の夢読みました。連日の行列お客さまを考えて寝付けないその浅い眠りの中でたくさんの人に取り囲まれたり追いかけられたりするなかしっかりとパンダを背中に背負って逃げている夢目覚めると全身汗びっしょり。そこまでそれほど、お客さまとパンダ観覧に挟まれ苦労したのですね。当時のマスコミが動物園をパンダを中傷する内容がほとんどなかったらしいですね。そして週休2日制も『月、金はお休み観覧は10時から正午まで』たった2時間…お客さまからはパンダを心配する電話は止まなかったらしいけれどパニックなく当時のカンカンランランにはそれが必要だったのですね。パンダに優しくと報道があり良かった…現在の上野、リーリーは繊細、シンシンはシャンシャンの子育てをたくさん見せてくれてますシャンシャンも動じないたくましい所もある上野の姫✨今の行列で何周もして観覧することが出来るパンダに会える事…当時は想像出来たでしょうか?ますますパンダの個体の違い性格の違いに興味わくわくです🐼💓
    テールさま毎日ありがとうございます✨
    次回も楽しみにしていますね!
    ちなみに私は漢方すごーく苦手です
    。゚(゚^👅^゚)゚。ペッぺです💦

    #142301 返信
    ななえ
    ゲスト

    パンダのテール様
    こんにちは。
    【8月3日-パンダ達に異変が…】
    🌹てんてん様も話しているように、この話は有名ですね。私は、医療従事者として、恥ずかしながらこの時代に日本の薬局で漢方薬をおいているとは思ってもみませんでした。西洋医学、東洋医学の本は、さらりと読んでいます。それを考えると、あって当たり前なのですけどね。
    お薬よりよいと宣伝されたりしたからなのでしょうか。
    副作用のない薬はないように思えます。自分が利用の際は、漢方薬も安易に自己流にならずですね。今は、薬剤師さんがいますので、専門家からのアドバイスを受けて下さいね。漢方薬も専門の方いるかな?勉強不足です…
    m(__)m
    🌹パンダのテール先生、シャンシャン動揺しない性格…そこは少し謎になるかもしれませんね。シャンシャン初公開まで、観客を装ったスタッフの方が練習したといいます。その練習がなければ、カメラや大勢の人、キャーシャンシャン!の歓声に、見たことのない世界、さすがのシャンシャンも少しは、びっくりしたりしていたかもしれません。動物園のスタッフの方々の配慮は、素晴らしいと思います。これも、カンカン・ランランが日本に来て、パンダとは何か?からはじまり、常に学ばれてこられた園の方々の経験と課題克服への努力があったからだと思います。
    🌹ゼロからの挑戦、皆様も頑張りましょう。
    パンダのテール先生、授業ありがとうございました。

    #142323 返信
    リーちゃん
    ゲスト

    パンダのテール様
    はじめましてりーちゃんと申します。
    照れ屋なので手を挙げて発言は出来ませんが、授業には参加させて頂いております。
    ずっと黙って教室の隅にいてばかりでは申し訳ないなぁという思いで足跡のみ残させていただきます。
    これからもしっかりと授業は聞いておりますのでどうぞよろしくお願い申し上げます。
    (╹◡╹)♡

    #142324 返信
    てんてん
    ゲスト

    テールさま🍀うじさまのコメントの方で昨日も今日もありがとうございました
    ペコリ_(._.)_
    そして♪テールさま(*≧∀≦)
    うじさまのコメントに可愛いひとこと
    表現のりーちゃんですよ♪
    りーちゃんへ🍀
    いつもムダに絡んでしまいごめんなさい笑♪
    こちらでもよろしくお願いいたします🐼💓

    #142335 返信
    海夢
    ゲスト

    パンダのテール教授、大変大変ご無沙汰いたしておりましたが、ちゃんと聴講生してましたm(_ _)m。
     他所の「妄想作業」に没頭してました~って、言わなくても、お見通しですよね~。
     ここのところの「(勝手に)毎日N○K」投稿の企画に「日本のパンダ○○物語其○○」という部分があって、タイムリーなお話でした。
     今は、繁殖方法も医療技術も食料の把握も飼育方法も設備も観覧マナーも、当時及びそれ以前より、かなり進歩して、パンダズにかかる負担がかなり軽減してると感じます。
     1980年代の「パンダの日本国内の展示&巡回」は、かなり無茶な事を、パンダにさせてたんだな~と申し訳なく思うばかりです😢。
     上野の陵陵のメキシコ三往復も、かなり無茶だと思いましたが、自分勝手にも、陵陵は、上野動物園の「繁殖必至」の空気を読んでくれてたのかな?と、彼なりに「できるだけの事をしよう」と、最期まで頑張ってくれたのだと、思えてなりません((T_T))。
     カンカンとランランも、戸惑いながらも、ストレスと病の狭間で頑張ってくれた生涯だったと思います。彼等的に「ここ(上野)は嫌い」であって欲しくないから、「大変な親善外交の生涯だったと思う。嫌な思いも沢山しただろうね。でも多くの日本人は、あなたたちに心を癒され救われ、そして大好きだよ。天国に行っても大好きだよ」と、写真を見るたび、心で語っています😢。
     当時、カンカンを治した「小葛湯」は、今でも一部の日本人の体調管理に一役かっています。
     これまでのスキルのもと、今の上野パンダズがいることを、もっと知らしめて欲しいです。
     パンダのテール教授、今後も宜しくお願いいたしますm(_ _)m。お邪魔いたしました。

    #142337 返信
    あしも
    ゲスト

    パンダのテール様 皆様 こんにちは

    昔の曲を聴くと 当時の自分を思い出すと
    言いますが 今の私はそんな感じです。

    私がカンカンとランランに会ったのは
    1976年で ブームも落ち着いて 比較的
    ゆっくり見ることができました。
    想像してたより 大きいなぁ というのが
    第一印象で 本当に生きてるぬいぐるみ
    みたいでした。
    その時 上野から連れ帰ったカンカンは
    今も私のそばにいます。
    カンカンの タイヤのブランコで遊ぶ
    やんちゃで可愛い姿が 大好きでした。
    お転婆シャン姫を見てると カンカンに
    似ているなぁ と思うことがあります。
    あのタイヤのブランコ 絶対気に入ると
    思うんだけどなぁ。

     またまた あしも 出しゃばります。
    ジャイアントパンダ情報サイトの
    歴代のパンダたちで カンカンが遊ぶ姿
    約30秒ですが見られます。
    私にとってのカンカンは まさにこれ!
    本当に可愛いんです。
    もちろん 丸顔ランラン
    他のパンダさんの動画もあります。

    テール様 たびたび申し訳ありません。
    お仕置き部屋に お供して
    シンシンの足蹴り シャン姫のパンチ!
    受ける覚悟です。(笑)

    #142385 返信
    パンダのテール
    ゲスト

    ・笹の葉★竹の子様
    ・てんてん様
    ・ななえ様
    ・りーちやん様
    ・海夢様
    ・あしも様
    ・「パンダのなぞ」をご覧になっている
    皆様。
    .
    こんばんは。今日は、名古屋で40.0℃超え。一体どうなってしまった事かこの国の気候は!!
    皆様、ご無事ですか!?天気様でコメントしていた「自分の身を守る行動を」
    もう、本当に「災害」になりつつあります。(余計な事ですが、2年後のオリンピック本当に大丈夫でしょうか?)
    明日はどんな「猛暑」なのでしょう。
    兎に角、本当にお気をつけてお過ごし下さい。(パンダも恐らくそう言ってます
    。)
    .
    ◯笹の葉★竹の子様
    こんばんは。お暑うございます。
    ランランのあの丸まるとした容姿は、今のパンダには無い 独特な可哀想を持っていますよね。(カンカンと共に)
    まさしく、「世界平和は家庭から」その通りだと思います。「戦争反対」「核兵器廃絶」などという事は当たり前の話をです。
    自分の隣にいる家族(人々)の「笑顔」を守ることがまず、平和への第一歩ではないでしょうか。全てはそこから始まると思います。
    リーリーの謎(四川大地震編)はこれこら取り掛かります!!
    これからもお世話になります。よろしくお願い致します。
    .
    ◯てんてん様
    ご気分はどうですか。
    お暑うございます。
    今回「パンダのなぞ」でカンカン・ランランの特集を組むきっかけになったひとつに、1972年の「大パンダブーム」と
    今回(2018年)の「パンダブーム(シャンシャン効果)と比べてどう違うのか?
    (1972年は体験してはいませんでしたが
    ・勿論、カンカン、ランランの事を詳しく知りたかったのと、カンカン、ランランに対してこの二頭を支えてくれた周りの飼育スタッフの方々にも感謝と敬意を
    記したく。)
    自分が予想を遥かに上回る言葉では表せない「見られるプレッシャー」をパンダにはそのままのしかかっていたのですね
    。環境が変わったとはいえ、パンダがあそこまで疲れているとは、相当な人の波が押し寄せたのですね。
    日本初のパンダの飼育全てが初めてで毎日が「暗中模索」だったのでしょうね。
    ただ、ただ関係者の皆様には頭が下がります。実はまだ続きます。(笑)
    長いとお叱りを受けてしまいそうですが
    これから46年前にわかったパンダの生態論です。(笑)
    お身体に充分気をつけて大事にして下さい。多くのてんてん様ファンが心配しておりますよ。こらからもお世話になります。よろしくお願い致します。
    .
    ◯ななえ様
    今回の「パンダのなぞ」カンカン・ランラン特集の中のカンカン風邪を引く。
    自分自身、色々と文書や資料を読み返して見て、パンダの持っている神がかった
    力、身体のしくみ等に対して益々興味が湧いて来ました。「腸内細菌」の話など
    全てに何故のオンパレード。やっばり
    全てに「謎」です。この生物は。
    シャンシャンの動揺しない性格は確かに持って生まれた物と我々の見えない所で
    影ながらパンダの為に尽力をつくしてくれた上野動物園全スタッフの成果だと思います。
    「パンダ」=「謎」=「わくわく、ドキドキ」です。(笑)
    これからもお世話になります。今後ともよろしくお願い致します。
    .
    ◯りーちゃん様
    はじめまして。お世話になります。
    読んで頂いているだけで感激です。
    ありがとうございます。
    この様なわかりづらく拙い文書、内容ですがよろしければ、今後共引き続きよろしくお願い致します。
    もし、お手数でなければ これからも
    ご感想なり、率直なご意見等お聞かせ下さい。これからの貴重な参考にさせて頂きたいのですが。よろしくお願い致します。体調の方 崩されませんように。
    .
    ◯海夢様
    海夢様、大変ご無沙汰しております。
    お元気でしょうか。その後お身体の方は大丈夫ですか。
    ご活躍は毎日の様に拝見させて頂いております。海夢様の活動量には頭が下がります。N◯Kしかり、もしもししかり、著作権の事も大変勉強になりました。
    本当にありがとうございます。
    「大パンダブーム」を起こした70年代
    。その流れに乗った80年代。やはり、パンダ達にムリをさせ過ぎてしまったのですね。パンダに対する期待のハードルを高くし過ぎてしまったのです。
    その反省を活かして今のパンダ達にしっかりと継続していかなくてはいけません
    。「パンダ」=「可愛い」=「そこには我々の知らない事ばかり(謎)が発生する
    。」パンダがこの地球上に生存している限り果てしなく続きます。
    お忙しいとは存じますが、お身体を大切にしてこれからもご活躍下さい。
    期待しております。
    .
    ◯あしも様
    こんばんは。お暑うございます。
    当時の流行歌や、当時のヒット商品などに触れるとその時代が蘇って来ます。
    あなたの押しパン(おすすめパンダ)は誰ですか?なんて聞かれたらどうしましょう?
    目の前でしっかり「カンカン」を観る事が出来たのですね。その喜びは、あしも
    様の一生の財産です。大事に閉まっておいて下さいね。(羨ましい限りです。)
    パンダとタイヤというと本当にあいますね。元祖はやはり、カンカン・ランランだったのですね。この二頭が居てくれたから、歴代の全てのパンダ(上野、白浜
    、王子)がいるのです。日本のパンダの歴史をしっかり築いてくれたのです。
    二頭には改めて感謝を述べたいです。
    今度、一緒に「お仕置き部屋」に行きましょう !!パンダ達はいつでも歓迎してくれますよ。(笑)
    これからもお世話になります。今度ともよろしくお願い致します。

    Attachments:
    #142389 返信
    パンダの顔のパン
    ゲスト

    パンダのテール様
    こんばんは。カンカンとランランの貴重なお話ありがとうございます。臨場感に溢れていて、とても興味深く楽しく読ませて頂いております。まだまだパンダ歴の浅い私ですが、歴代パンダ達の事も少しずつ勉強していきたいです。
    真夏の夜の動物園でカンカンとランランの生活ぶりが上映されるようなので時間を作って見に行きたいです。
    わが家にカンカンとランランのマグカップがありますのでお届けいたします。おヘソがポイントです。
    これからもどうぞよろしくお願い致します。

    Attachments:
    #142392 返信
    パンダのテール
    ゲスト

    ・笹の葉★竹の子様
    大変失礼しました。
    ❌ 可哀想→⭕️ 可愛いです。
    .
    ・海夢様

    失礼致しました。
    ❌もしも → ⭕️もやもや です。

    お仕置きとして一晩、リーリーに上から
    乗っかかれて130kgの圧力に耐えきる
    パンダ布団の刑行って参ります。

    Attachments:
    #142475 返信
    パンダのテール
    ゲスト

    「 パンダのなぞ 8月 4日 (土)
    ◎中国人民から日本国民へ⑥
    46年前のパンダの習性発表。
    日本初のパンダ飼育でわかった事 」
    .
    皆様、「パンダのなぞ」のお時間です。
    今回もよろしくお願い致します。
    1972年(昭和47年)「日中国交正常化(回復)」の歴史的慶事により、中国から贈られた2頭のジャイアントパンダ(オス・メスの一つがい) カンカン・ランラン
    我が国初めてのジャイアントパンダの飼育、展示という事もあって、上野動物園には毎日沢山の来園者が集い初めての『パンダブーム』が、全国的に起こり、
    社会現象となりました。先程念のために
    当時の上野動物園の来園者数を調べてみました。
    (カンカン・ランラン来日)
    1972年度→500万人。
    .
    (最高のピーク時は……
    1974年→764万人
    .
    それと比較して、
    (リーリー・シンシン来日)
    2011年度→470万人。
    (シャンシャン誕生)
    2017年度→450万人。)
    1882年(明治38 年)に開園した上野動物園の入園者数記録で1974年の「第1次
    パンダブーム」の時の来園者の記録は
    未だに破られておりません。(その時の時代背景等など、比べる事が一概には言えませんが。)
    それだけ、カンカン・ランランの初のパンダ来日、飼育展示、観覧の注目度は凄い物があったのだと痛感しております。
    さて、今回の「パンダのなぞ」はこの
    日本初のパンダ、『カンカン・ランラン
    』が初めて日本に残したパンダの修正、生態。当時のパンダ飼育スタッフが24時間体制で観察し、発見した数々の記録を少しですが、お話致します。
    今回もよろしければ最後までお付き合い下さい。よろしくお願い致します。
    .
    ⚫️来日(1972.10.28)から約3ヵ月が経過してジャイアントパンダの生態等でわかった事。

    《 ◎パンダの鼻・耳・目 について》

    パンダの感覚器管では、1.鼻が最も優れており、2.耳はこれより劣り、3.目はあまりきかないと一般にいわれています。
    しかし、この3ヵ月間2頭の飼育の観察を行なって来た限りでは、必ずしもその通りではありません。
    感覚的に優れている順番としたは
    ① 耳。② 鼻。③目。のようです。
    パンダの耳は、他の器管に比べて、非常に鋭敏だという事がわかりました。
    今まで文献には、鼻がもっとも敏感で耳はやや劣るとされていました。それから2頭の行動を注意深く観察をすると……
    .
    例1.エサを与える時に食器の音を立てずに、そっと鉢に置いてみると、2頭はエサには気がつかず、食器と食器のふれあう音、食器のふちをたたく音で初めて気
    がつきます。
    例2.好物のサトウキビを与える時、笹の中に入れておくと、中々発見できません
    。とくに蘭蘭は発見する事が出来ず、その周りをウロウロするだけです。
    笹を取り除いてやると、やっと発見出来ます。
    例3.あらゆる音に対して実に早く反応します。反応の仕方は、耳をその音の方向にキッと立て、顔を上げてしばら静止します。耳の動きは、あのゆったりとしたパンダの行動からは想像出来ないくらい
    迅速です。それは、パンダがエサを食べている最中であっても、菜食を急にやめてその音の源を確かめ様としています。
    例4. 1972年12月の末、夕方、康康が急に落ち着きがなくなり、エサも食べずに「クンクンクーン、クーンークーン」
    と不安そうに鳴いておりました。
    何か原因があるのか見当がつきませんでしたが、しかし、暫くしてから午後から吹く風が吹き始めて落ち葉が動く度にコンクリートにすれて、サラサラという音を立てていたのです。風が止んで葉づれの音がなくなると、康康はいつもの状態に戻りました。

    このように、耳は鋭く、しかもその生活の中で、実に重要な役割を果たしています。耳そのものを見ても、クマと比べれば、遥かに大きくその構造も複雑です。
    第一あの素早い耳の動きは、万事ゆっくりしたパンダの身体の中で、飛び抜けています。
    しかし、だから鼻が特に悪いという事では決してありません。エサを食べる場合、必ず匂いを嗅いでから食べ始めます
    。食べる物と食べない物との区分けも匂いで判断しています。
    また、例を出すと11月の始め、運動場に康康が出るのをためらっていました。
    何か不安な仕草をして、暫く出てこなかった事があります。理由を調べたら→
    運動場の囲いの所に昨晩塗ったペンキの匂いがプンプンしています。
    ペンキが完全に乾き、匂いが無くなって
    しまうと普通に行動する康康がおりました。
    目の方は確かに良くないです。
    蘭蘭などは、竹の茎とサトウキビの茎を混ぜておきます。そうすると、近づいてガリッと噛んで見るまでその違いがわかりません。
    遊び道具のバレーボールなどは運動場に入れてやっても、かなり近づかないとその存在に気がつきません。
    ↑こう見て来ますと、パンダの生活の中で、最も重要な役割を果たしているのは
    1.耳 次に2.鼻。 3.目はもっとも、劣っている様です。
    ↑これは、パンダが生息している中国 四川省の環境、食性、生態などを考えて見ると当然の事の様に思われます。
    1年のうちに200日は雨が降っており、
    湿度の高い竹林帯、しかも1m先は見通せない様な密生した竹ジャングルの中に住んでいるいるのです。
    遠くを見通す様な目の必要はあまり無いでしょうし、他の肉食類の様に、匂いで獲物を探す必要も無いですから。
    鼻もそれ程重要では無いかもしれません
    。しかし、竹林の奥に仙人のように 密かに 孤独に住んでいる彼らにとって、
    外からの音は色々な事を教えてくれる情報源として最も大切な物なのです。
    .
    《◎ 食べ物と消化器について》
    ★動物園で飼っているパンダ→
    くだもの、ミルク、トウモロコシまんじゅう、サトウキビなどを食べています。
    ★野生では→竹や笹を食べています。
    ↑(※1972年当時の食生活。)
    ・肉食動物に分類されていながら、
    もっぱら竹や笹などを植物を食べている動物は→他にレッサーパンダ(アライグマ科に属する動物)だけです。
    クマなども→植物質の物を食べますが
    →竹の茎のように固いものは食べません
    。2頭のパンダ(康康・蘭蘭)は、笹、笹の茎、竹の茎、竹の枝、竹の茎などを喜んで食べます。
    ↑(こんなに固い物を食べて、口の中、食道や胃や腸などが傷つかないか、本当に心配です。)
    ↓しかし、平気なのです。
    ★竹の茎の食べ方
    竹の茎の食べ方→まず茎を両手または、片手てで笛の様に横に持つか、クラリネットのように、縦に持ってグルグル茎を回しながら皮を剥きます。
    皮を剥いだ茎は、口角に直角になる様に
    横から差し込み、奥歯でバリッ、バリッと噛み切り、そのまま2〜3回そしゃくしてのみこみます。
    クチャ クチャと何回も噛むという様な事はしません。
    したがって→あの竹の茎が2〜3cmの長さ。幅0.5〜1cmくらいの竹片として食道を通過して胃の方に送られる訳です。
    ↑それなのに、どうして消化器が傷つかないのでしょうか。
    ↓パンダの消化器を調べた記録を見ると
    ①食道の壁はかなり厚く、しかも表面が固い角質という組織で覆われているのだという人もいます。(この時点では、 まだはっきりしません。)
    ②胃は、かなり厚い固い筋層で出来ている事は確かです。(まるでニワトリのような筋胃の様だと言われています。)
    ③もうひとつの特徴なのは、その腸で
    、全体の長さは体長の5倍ハンくらいです。大部分が大腸で、小腸は極端に短くなっています。

    これは、胃の内容が、まだ未消化で、小腸で吸収出来るほどこなれていない為らしいです。

    そうすると、消化吸収の仕事は→主に
    大腸になる訳です。
    これは、ひとつの秘密があります。
    ↑すなわち 大腸の中には→竹や笹の固い繊維を分解して、消化吸収出来る様に
    する原虫や細胞が沢山住んでおり、彼らが消化の主役なのです。
    ↑これは、典型的な草食獣であるウマやウシに見られる物と同じで、こな点だけは、パンダは→まさに草食獣的であるといえます!!
    ★パンダの消化率
    それにしてもパンダの消化率は極端によくありません。その糞を調べて見ると

    竹の茎が、そのまま元の形のままで そっくり出ている事もかなりあります。
    どこをどの様に消化し、吸収したのか不思議に思うほどです。
    ★糞
    パンダの糞は→他の動物の分解と違って不快な匂いは全くしません。
    むしろ芳香に近い匂いです。
    現場の飼育者にとってはありがたい事です。典型的な竹や笹の分離は→暗緑色。
    大きさ→丁度、オリーブくらい。形も似ています。色は→食べ物によって変わりますが、ワラを食べた時は黄色褐色。
    サトウキビは茶褐色。トウモロコシまんじゅう 橙黄色色。ミルク 黄色。
    ↑(1972年当時のパンダの食べ物事情
    と、糞の違い。)
    《 ◎パンダの身体の動き。》
    パンダは動きの少ない鈍重な動物のように言われています。
    ↑若い個体に限りこれに当てはまりません。康康の動きは他の猛獣と変わりません。その動きは非常に特徴的です。
    ★歩き方
    ベタッと足の裏を地面につけて歩く処はクマと同じです。しかし、クマよりもかなり内股で、その歩幅は長い。
    従って→腰や肩が左右に激しく揺れます

    また、頭が大きく重いので→歩く度に上下に揺れます。
    パンダは歩くだけで走る動物ではない
    と言われますが→康康はかなりの速度で走ります。
    ★木登り
    康康がよくやります。(蘭蘭はやりまさん。)
    まず木に足をかけ、次に後ろ足を木の幹にかけて、身体をくねらせて、イモムシの様に登ります。この時、爪をは使う事は先ず ありません。
    降りる時は→尻の方からずり落ちる様に降りるのが普通てますが、時に頭の方から降りる事もあります。
    登る事に対して降りる方は苦手な様です
    。時にはズドンと落っこちて周囲をドキドキさせます。
    身体の柔らかさは抜群です。
    アクロバティックな格好をとり、身体を丸めて毛のボールの様になったり、後ろ足で頭の上をかくなどは簡単にやってのけます。木から降りる時も上手く身体を使っています。
    .
    この内容を僅かに3ヵ月の観察で調べて把握しその生態を調べる。
    失礼ながら流石プロの飼育担当です。
    しかも全くと言っていい程パンダの知識がない時代にこれだけの個体の習性を分析する凄さ!!本当に1972年に作成した物でしょうか!(食事の中身はそうですけど。) まるで最近作成したパンダの習性、生態についてといっても過言ではありません。
    パンダは、可愛いだけではなく、癒しを提供してくれるだけではなく、この様に
    自分達の行動や身体の仕組みなどをちゃんと提供してくれています。
    康康、蘭蘭も、なにもパンダに関するデーターが無い時代(無い中で )ちゃんと残してくれているのですね。このデータ
    ーが日本のパンダの為にいまも尚生きているのです。(他の動物達にも言える事ですが。)「生きる教本」なのですね。
    今回の「パンダのなぞ」実に46年前に日本で初めて出たといってもよいパンダの一部の習性についての参考までにご紹介致しました。
    今回も最後までお付き合い頂きまして本当にありがとうございございました。
    今後とも「パンダのなぞ」をよいよろしくお願い致します。皆様と一緒にパンダにより、近づきましょう!!

    Attachments:
    #142495 返信
    笹の葉★竹の子
    ゲスト

    テール先生、おはようございます。今日もわくわくしながら、授業を受けました。ここにくれば、本を読まなくても、毎日パンダ知識に会える! ありがとうございます。
    でも、せっかく購入したパンダ本にも目を通したいと思います。ほとんどが写真集なんですけど。
    リーリーの四川大地震時期の動向調査よろしくお願いいたします。

    #142511 返信
    てんてん
    ゲスト

    テールさま🍀おはようございます☀
    当時の来演者数764万人はすごい記録ですね。パンダが日本に来て2年でその記録✨すごいですね!シャンシャン効果でその記録を破るでしょうか?きっと当時は来園してもパンダを見ることが出来なかった方もたくさんいたでしょうね。
    1番耳が優れてる。山奥でひっそりと
    仙人みたいに暮らしていたパンダたち。
    あの小さな可愛い黒い耳で聞き分けていたのですね。パンダの耳はいつ見ても
    つけ耳のようで耳の穴はどこにあるの?と思い1番はじめに調べた記憶があります。お食事中のシンシンの後ろでシャンシャンが立てた音にびっくりして人間みたいにびっくりする‼あのシーンがもう懐かしいです。今となってはシャンシャンが突然体当たりしてもでんぐり返ししてもシンシンママはある程度の予測機能がちゃんとありたくましく優しい子育てしていると思います。
    鼻のお話の所で運動場がペンギンの匂いと読んでいて…🐧🐧🐧🐧🐧ペンギンさんがいたの?💦あらら『ペンキの匂い』でしたね♪
    目はあまり優れていなくてもきっと
    観覧に来ているみなさまの笑顔は毎日
    ちゃんと見えてますね♪
    今日もたくさんのお話をありがとうございました✨今日もとっても暑いです☀
    テールさま🍀もどうぞお気をつけてお過ごしください(’-’*)♪

    #142534 返信
    ななえ
    ゲスト

    🌷リーちゃん様🌷
    こんにちは。(╹◡╹)
    よろしくお願いしますね。
    🌷パンダのテール様に、甘えて、昼休憩あと数分を利用で、新しい同級生に挨拶させて頂きました〜
    てんてん様とは、なかよしだったかな(╹◡╹)
    🌷私も、パンダ型手形残し去ります〜♪

    #142539 返信
    リーちゃん
    ゲスト

    ななえ様、皆様、こんにちは
    貴重なお時間をさいて頂けて光栄です!
    こちらこそどうぞよろしくお願い申し上げます。

    はい、てんてん様にはぱんだうじ様のブログのコメントで仲良しさんして頂いております。てんてん様は私にとって毎日パンダでの初めてのお友達なのです!とても嬉しかったです。
    (╹◡╹)♡

    #142570 返信
    てんてん
    ゲスト

    りーちゃん🍀はじめてのお友だち
    なんだか小学校の入学式みたいに
    どきっ😍💓こちらこそいつもありがとうございます✨これからもいっしょにみなさまと毎日パンダです🐼💓
    テールさま🍀睡眠ちゃんとしてますか?
    私はたくさん寝てますよ~🎶

    #142575 返信
    あしも
    ゲスト

    パンダのテール様 こんにちは

    1974年 来園者のピーク 764万人!
    今日のお話 私のまわりで1番最初に
    パンダを見た 同級生のことを
    思い出しました。
    羨ましくて いろいろ聞きたかったのですが
    「パンダ寝てたから わかんない」
    残念な一言でした。
    彼女はその時 上野で パンダと
    あの『モナ・リザ』の両方を
    見てるのです。
    (調べたら 1974年 4月~6月でした。)
    田舎の子供は 人混みに慣れてないうえ
    ダブルで長時間並んで 疲れてしまい
    東京に良い印象がないまま
    帰ってきたのかもしれません。
    でも今考えると ものすごい経験ですね!!

    テール様の授業のおかげで 昔のことを
    思い出して 脳トレになります。(笑)
    これからもよろしくお願いします。

    #142729 返信
    パンダのテール
    ゲスト

    「 パンダのなぞ 8月5日 (日)
    ◎中国人民から日本国民へ⑥
    康康(カンカン)・蘭蘭(ランラン)
    の結婚。二頭に繁殖の時が来た!

    .
    皆様、「パンダのなぞ」のお時間です。
    今回もよろしくお願い致します。
    1972年9月日本と中国との間で歴史的
    出来事、「日中国交化正常(回復)」が行われ歴史的慶事として、中国人民から日本国民へオス・メス 一つがいの「ジャイアントパンダ」が初めて贈られました

    。それまで中国の山間部 四川省などの
    山深くにしか存在しなかった「幻の生き物、幻の珍獣」をひと目見ようと上野動物園には今まで無い 人々の押し寄せました。(公開初日だけで 約5万6,000人
    ・行列の長さは約2kmに達しました。)
    その人気はとてつもなく日本各地で「パンダブーム」が起こりました。
    来日当初、日本の環境や、見た事のない人々の多さに戸惑い気味の2頭のパンダも徐々に落ち着を保ち少しづつ日本の環境にも慣れてより、活動的に過ごしておりました。タイヤ遊びの大好きな活発で
    わんぱく盛りの「康康( カンカン)」
    丸顔でおしとやかな「蘭蘭(ランラン」
    来日時の喧騒な時間は流れ、2頭は順調
    に上野で順調に時を刻んおりました。
    そんな中、気の早いマスコミや世間から
    は、早くも「二世誕生」を望む声がちらほら。

    今回の「パンダのなぞ」はカンカン・ランラン特集の第6弾 この2頭に繁殖の時が来た!!『カンカン・ランランの結婚』と題しまして、二世誕生に向けて
    望んだ舞台裏を少しだけお話してみましょう。今回もよろしければ最後までお付
    き合い下さい。よろしくお願い致します

    《 ◎お見合いは臭いから。 》
    元来、パンダは、孤独を好む動物です。
    (集団行動ではなく、単独行動を好みます。) 中々相性が難しく、他の動物のように、2頭がいれば、簡単に同居できる動物ではありません。 2頭を一つの檻に住まわせ、「結婚」まで持っていく事は
    、一定の順序を経なければならないのてです。
    まず①第一段階は、ガラス越しに2頭の姿をお互いに確認させる事。
    (既に運動場のアクリルガラスで仕切ったことで目的を達成しています。
    2頭は、お互いの存在については、充分に確認しているはずです。)
    ②第ニ段階は、視覚ではなく 臭覚・聴覚を通しての感情の交流をさせる事です
    。(実は、この二段目の作戦がズバリ当たりました。アクリルガラスの一部を取り去り、この部分を金網に張り替えました。その上、何時ものサトウキビを金網の両側に置いておき、自然に、金網を間にはさんで、見合いが出来るように仕組みました。)
    2頭は、金網をはさんで、ビックリした様に見つめ合い、やがて金網にピッタリとくっつくようにして嗅ぎ合いました。
    そして、突然にカンカンが話しかけるように鳴き出しました。
    「グッグッグッ」すると驚いた事に、あの無口なランランも低い声で、「グッグッ」と鳴き返したのです。これは、来日以来、初めての事です。
    おそらく、この鳴き声に意味があるとすれば、2頭にとって初めての会話であったに違いないのでは。鳴き合いは、約20秒秒間つづきました。
    カンカンは未練たっぷりの様子でした。
    金網の部分にしがみつき、何とかもう一度ランランとの会話を楽しみたい風情がありありとみえました。
    一方、ランランの方はそれまでした。
    歩行をやめず、カンカンの熱心な動きを
    チラリと横目で眺める程度で、二度と近づいて会話を交わすことはありませんでした。ランランにとって、カンカンはまだ幼過ぎるのでありましょうか。
    それとも娘ざかりのランラン、衆人環視の中では、恥ずかしいのでしょうか。
    .
    《 ◎ ランランに発情期が来る!》
    1974年 カンカン・ランラン来日から2年目を迎えました。
    4月22日〜5月5日まで、ついにランランに発情が認められました。
    それまでテレビや新聞などマスコミ関係から 問い合わせがあり、「カンカン・ランランの結婚近し!」の記事が日本中り報道されました。
    飼育担当の方も実際にメスのランランの状態がどのような物で、どう具合化してくるのか、全くわかりませでした。
    何せパンダの繁殖も初めての事だったのです。(北京動物園から貰った資料、知識が唯一の頼りでした。)
    ◎発情の兆候としては………(メス)
    1.食欲減退。
    2.外部生生殖器の紅潮と腫脹。
    3.声出して鳴く。
    4.運動が頻繁となる。
    5.臭い付け回数が多くなる。

    ランランについては、これらの通りの仕草は既に確認済みです。
    飼育関係者は色めきたちました。
    そして、カンカンとの同居が決定しました。
    .
    《 ◎長く感じた初めての同居。》
    1974年4月24日、ジャイアントパンダ
    のオスの「カンカン」とメスの「シンシン」の繁殖を目的とした同居が開始されました。
    前日にハシゴ、石油カン、竹竿などが用意され、当時はビデオレコーダー、カメラが8日されました。(←準備した物に歴史を感じますねぇ。)
    不安とある種の期待を感じながら
    「カンカン・ランランの2頭が運動場に入り、同居は成功しました。
    しかし、↓
    ・ランランの発情が弱い。
    ↓ まだオスを許客できる状態ではなかったので、2頭が向きあうと、カンカンの腹の下にもぐり 後肢を噛みつこうと
    ランランが攻撃を2〜3度見せました。
    (※その動きは、今までのランランの日常の動作からは思いつかない物でした。
    )→この間、時間にして3分ちょっと。
    ↑見ている側からすると、10分以上に感じました。
    .
    《 ◎カンカン「逃げろ!」
    カンカンまだその気がなく……》
    そらから4月末から5月の頭に合計5回の
    「同居」が行われました。
    ↓同居が繰り返えされていくうちに…
    ★ランランの発情が顕著になりました

    カンカンに対しての攻撃が弱くなっていき、これに対応して、カンカンの投げ方も上手くなっていきました。

    同居時間が延長されてもまだ、安心して見ていられる事が出来る様になりました

    ★ランランがその気になってあるのに、
    カンカンは、全くその気がなく、日常タイヤで遊んでいる様なあたかもランランを遊び相手(極端に言うと、タイヤぐらいにしか見えなかったらしく(?)
    「遊ぼうよ〜。遊ぼうよ〜。」としか
    考えていないようでした……。
    (※一応→性成熟は6歳前後という事で
    3歳半といえば、子供だったのです。)
    カンカンが攻撃されそうになると、
    「カンカン逃げろ!」とか「それ」
    とか、飼育関係者からはリラックスして観察に望めました。

    今回 「結婚」については交尾が確認されておらず、「完全なる結婚は認められず……」 という事です。
    今回の「同居」を経て良かった事は、
    1,ランランだけでも発情の兆候が確認された事。
    2.同居しようとしている カンカンとランランの相性がかなり良い物である
    という事。
    今回の「同居」かなりの成果があったと
    断言出来ます。
    .
    《 ◎ 1976年 来日4年半が過ぎました
    。あきらめていたその時、「発情」は来た!!》
    1976年になり、カンカン・ランランも来日から4年半が過ぎました。
    来日当初はまだ幼い面影があったカンカ
    ン・ランランもその後 順調に成長し、すっかり大人の風格が備わって来ました
    。この2頭に結婚話が持ち上がったのは
    、1974年の来園2年目からでした。
    この時はカンカンが十分に成長していなかった事もあり、これまで成功に至っておりません。(1975年も「微発情」が
    2回ほど認められたのですが、発情のピークに達っしないまま尾発情期 のまま終わってしまいました。)
    1976年はしばらく、様子を見ようとペアリングは中止しておりました。
    4月下旬〜5月上旬にかけて発育の時期に ランランに何も変化が認められなかった為、半ば諦めていました。
    ところが、5月25日になって、ランランの状態が何と無くいつもと違っている様子なので もしかしたら、「発情」の状態を強く示す事となりました。
    .
    《◎ パンダ発情の兆候のおさらい》
    ★行動として 臭い付けけ。
    (肛門の両わきにある臭腺からの分泌物
    を壁、ドアなどにつける行動。)
    ★身体を冷やし行動。
    (後肢及び陰部等を水をかけたりする行動。)
    ↓が著しく目立つ様になります。
    他に身体的な変化としては……
    ★乳頭が徐々に突出し、淡赤色に浴びて来ます。
    ★外部生殖器が腫脹し、乳頭と同じく
    淡赤色に変化したゆきます。
    (↓更にクライマックスには………。)
    ★声出して歩いたり……
    ★食欲も徐々に減退してくるのが特徴です。

    パンダの発情をはめすの方の変化が顕著です。→オスの方は日常の生活生活に殆ど変化はありません。

    ランランの発情微候が日に日に強まってきているので、5月31日に「同居」を行う事が 急遽決定しました。
    .
    《 ◎ 交尾に成功!!》
    1976年 5月31日と6月1日 2日 3日
    と「同居大作戦」が行われました。
    ↓それでもランランの「発情」が弱く
    交尾に至らず………。
    6月4日 午前7時56分から 再びの 「同居」を行いました。
    ランラン→発情のピークに達している
    乳頭の淡赤色を呈し、ピーンと張っているのがわかります。ランランは明らかにこれまでとは違いました。

    今まではカンカンの求愛を本気になって避ける行動をとっていましたが、今回は違うのです。カンカンを誘う様な所もあるのです。

    カンカンも盛んにランランの陰部の臭いを嗅いだり、「ラブコール」を発して
    ランランを追いかけていました。

    8時40分 「完全後尾尾」確認。
    時間にして、約1時間ぐらい。
    交尾を終え2頭は本当に疲れていました
    .
    来園当時 1976年
    ランラン 88kg→ 105kg
    カンカン 55kg→ 117kg
    と本当に立派に成長してくれました。
    心身ともに成熟した大人のパンダに成長したのだと改めて実感した一面でした。
    .
    パンダの繁殖は本当に難しいです。
    一言難しいと言ってしまうと何がと聞かれてしまいがちですが、我々人間と同じ
    (もしかしたらそれ以上……)
    お見合いの時の相性に始まりパンダも本当に信頼をした相手でないと繁殖に向けた行動を取らないのかもしれません。
    そう考えると、白浜 アドベンチャーワールドの「永明」と「良浜」のペア
    上野の「リーリー」と「シンシン」の
    ペア。いずれも人工授精ではなく、自然交配での繁殖に成功している世界的に見てもとても優秀なパンダ達です。
    ヒョンな事から「カンカン」「ランラン」の繁殖における当時の資料が手にはいったので(笑)皆様にもお裾分け(?)
    といった感じでほんのさわりだけを紹介させて頂きました。(この内容の10倍の量はあります。(汗) )
    あの、カンカンとランランも大人になったのですね。(当たり前ですが)
    まさか、カンカン、ランランをモデルに繁殖の話をするとは自分でも驚いております。
    パンダの繁殖非常にデリケートな分野です。また機会がありましたら触れさせて頂きます。白浜の良浜はどうでしょう
    か!? 頑張って頂きたいですね。
    今回もまた最後までお付き合い頂きまして本気にありがとうございました。
    偉大なるカンカン、ランランの繁殖
    (結婚)の話はここまで。
    引き続き「パンダのなぞ」よろしくお願い致します。

    Attachments:
    #142744 返信
    てんてん
    ゲスト

    テールさま🍀おはようございます。
    ちょうどこの後のランランを読んでます。涙が止まらないです。。
    次はこの続きになりますかね
    飼育員さんは私たちの想像するよりも
    生活の全てをパンダに捧げていたのですね。胸が熱くなります。
    あらためてパンダのあかちゃんは奇跡です✨
    テールさま伝説のお話は続く…ですね
    毎日お届けありがとうございます。

    #142758 返信
    笹の葉★竹の子
    ゲスト

    テール先生、おはようございます。本日の早朝授業は私の未知なる世界。カンカンとランランが上野にいたことは知っていても、日常的なこと、繁殖のことなど、詳細についてはほとんど知りません。次回が楽しみです。
    成長してカンカンもシンシンくらいに大きくなったのですね。カンカンとランランの写真集はもう手に入らないのでしょうか。時々、雑誌などで見ることができるカンカン、ランランは小さい印象があります。
    昨日妹たちに、テール先生から教わったこと(カンカンたちの体重、当時の入場者数など)をさっそく話しました。

    それにしても、自然交配はスゴイことですよね。相思相愛の間から生まれた子パンダたち。考えただけで嬉しくなります。シャンシャンのシンシンにまかせる一人立ちは、中国にとっても興味津々なのではないかしら。時期はいつ、どんな風に。私も目が離せません。しばらくは母子仲良くしていてほしいですが。そして、良浜の無事な出産を心から願っています。

    #142769 返信
    ななえ
    ゲスト

    🌷はじめに🌷
    リーちゃん様、おはようございます。まだ、パンダの謎の学校にも慣れず、疲れることでしょう。
    モットーはゆる~くです。てんてん様とのやりとり微笑ましくみておりました。(短い文でのやりとりで安心してみておりました。問題児で有名な雑談大好き~妄想爆発!秋田のパンダは修業をつみ、改名してリーちゃんと同級生になりました。パンダのテール先生は、私が毎日パンダではじめてお話した方だったと記憶しています。)
    🌹パンダのテール先生は、問題児の私に(笑)、元気がないよとあたたかい言葉をいつもかけてくださいました。
    🌹さて、授業ですね。【8月5日】
    ・当時、上野に就職、ランラン・カンカンを観たという方に〇〇で出会いました。観覧は「あっ、いた!」で終わったそうです。パンダフィイーバー凄い行列、チラ見…
    思い出話をするその方は、それでも楽しそうに語っていました。
    🌹カンカン・ランランの時も繁殖に向けて、大変な努力がされていたのですね。子供の頃だったので、ただパンダの縫いぐるみ可愛い💕だけでした。その後、パンダの子育てのことをテレビで観ました。その前に、カップルが誕生するのも難しい…パンダさん一頭一頭が愛しくなります…
    (デスカッション)
    🌷てんてん様🌷
    その後…パンダのテール先生の授業、めずさしく(笑)予習していますが、最後泣けますよね…ランラン…泣ける!
    🐼パンダのテール先生
    犠牲のもとに幸せが…(考えると泣けること、今は多いかな?)いつの日か、世界中のパンダの繁殖活動が、飼育・野生に限らず、パンダさん達にとって、幸せな形で行われる日が来ることを願います。
    私には何もできません。一人でも多くの方が、パンダさん達を愛してくれることを、伝えていくだけしかできません…授業ありがとうございました。
    お身体大切にしてくださいね。

    #142770 返信
    ななえ
    ゲスト

    【訂正】
    めずさしく→めずらしく。毎度🙇

    #142779 返信
    てんてん
    ゲスト

    竹の子さま🍀おはようございます☀
    リンリン・カンカンの本は今現在はネットでとかなりの高額がついているものもありなかなか入手困難と思われます。
    私は図書館から届いた本がテールさま授業まさにタイムリーでパンダの始まりを
    わくわくしながら。でも…ななえさま🍀
    早朝からパンダで泣きました。
    バレないように泣いてたのに。
    朝からおかぁちゃん…どしたん?と言われました。
    それからりーちゃん🍀にまた笑わせてもらいました✨
    パンダで喜怒哀楽。怒はないですね🐼💓
    テールさまはとても優しいです。
    大切な言葉を届けてくれます。
    大袈裟かもですが…
    毎日パンダのみなさんとならパンダの
    過去も未来も受け止めながら乗り越えていけそうです。
    テールさま休み時間終わります✨
    また(’-’*)♪

    #142818 返信
    パンダのテール
    ゲスト

    ・パンダ顔のパン様
    ・笹の葉★竹の子様
    ・てんてん様
    ・ななえ様
    ・リーちゃん様
    ・あしも様
    ・「パンダのなぞ」をご覧になっている
    皆様。
    .
    皆様、相変わらずのお暑うございます。
    いよいよ始まりましたね。「第100回全国高校野球選手権」 100回とは本当に凄いですね………。甲子園が始まると、
    「あー夏なのだなぁ。」とつくづく自分の中では子供の頃から「夏の風物詩」と
    して来ました。あの炎天下の中でひとつの白球を追いかけて、高校球児達が汗と涙を惜しみなく流して頑張る姿に 毎回
    感動をもらっています。
    よく考えたら、「泣けるだけひとつの事に対して集中出来る。」というのは、素晴らしく、凄い事です。そこまで一生懸命やらなくては、涙など出ないのですから。また高校生からも「元気と勇気」を
    わけてもらいたいですね。
    そして、暑いです。皆様、引き続きお気をつけてお過ごし下さい。
    昨日は、コメントのお礼が出来ず申し訳ありませんでした。
    .
    ◯ パンダ顏のパン様
    こんにちは。お世話になります。
    お変わりございませんか。
    可愛いマグカップですね。というのと、
    とても貴重なマグカップですね。(驚)
    使うのに、少しためらいが…(笑)
    「真夏の夜の動物園」情報 ありがとうございます。とても楽しみです。しっかりとこの目に焼き付けたいです。
    深い深いパンダです。この先も皆様にお伝えしたい事ばかりです。これからもだうぞ よろしくお願い致します。
    ◯笹の葉★竹の子様
    こんにちは。お暑うございます。
    自分の中でも笹の葉★竹の子様と同じで自然に「カンカン」「ランラン」の姿に
    「リーリー」と「シンシン」をダブらせている所があります。(笑) 現に今回の中で一箇所「ランラン」と記入した所が
    実は「シンシン」となっておりました。
    (ゴメンなさい!!)
    カンカン、ランランの写真集は、どうでしょう!手に入るルートありますでしょうか?これだけのパンダ人気なのだから
    上野動物園か何処かで「上野動物園歴代のパンダ達の写真集」を出して欲しいですね。(ちよっと高値でも自分なら買います。) これからもお世話になります。
    よろしくお願い致します。
    絵手紙の方、頑張って下さい。
    ◯てんてん様
    昨日はすみませんでした。
    珍しくちょっとだけ忙しく心を亡くしておりました。(漢字って上手く出来てますね。) 丁度、カンカン・ランランの本をお読みだったとか……。
    自分なんかより、よっぽどこの項目については、お詳しいかと。今回、敢えて重要な事は記させで終わりにしました。
    この後の結末を実は迷っています。
    事実を記すべきか 否か。このまま「カンカン」「ランラン」を終わらそうかなぁという自分もおります。んー。今晩まで自分の中で葛藤します。(笑)
    体調の方その後 どうですか?無理だけはおやめ下さい。忙しない世の中です。どうせ、無理をしなくては いけないと時というのはまた、やって来ます。
    神様にお尻を叩かれた時にまた、頑張りましょう!お気をつけて。わんちゃんも元気ですか?わんちゃんにもよろしくお伝え下さい。こらからもよろしくお願い致します。
    (※ゴメンなさい。一旦ここで、切らせて頂きます。また、直ぐにコメントの方
    アップ致します。)

    Attachments:
    #142836 返信
    てんてん
    ゲスト

    テールさま🍀きっとお忙しいのでは?
    それか体調を崩しているのでは?と
    思いましたよ。返信は無理なくで
    お願いいたします。
    今日のお話のその後をお話すれば
    カンカンランランのお話は終了に
    向かいます。
    テールさまにお任せいたしますね
    私もなるべく安静の何日かでしたが
    おかげさまで携帯触りすぎの子どものように時間がありパンダのお勉強も進みました。わんこも元気にしてます。
    パンダさんと同じ室内中心です。
    お気遣い心配をありがとうございます✨
    動物たちにも厳しい夏☀
    テールさま🍀みなさま🍀お体引き続き大切にして下さいね♪

    #142848 返信
    パンダのテール
    ゲスト

    ゴメンさない!!時間が空いてしまいたした!!
    てんてん様、そんな心配しないで下さい
    (逆にゴメンなさい。) 全然元気です。
    この間何をやっていたか、ネタばらします。「東京恩賜上野動物園」パンダ舎周辺におりました。(笑) 暑かったですが
    、「パンダ達の笑顔」観覧の為なら暑さもストップします。(凄い冷却効果です。笑) 今週分の元気その他含めて パンダ達からもらい皆様の暖かいお言葉が
    勇気となって、動かしてくれています。
    てんてん様、本当にゴメンなさい。
    お詫びに「暑中見舞いに来てくれたシャンシャン」を添付致します。(大汗)
    これからも皆様、本当にお世話になります。よろしくお願い致します。
    .
    ななえ様
    「世界中のパンダの繁殖活動が飼育・野生に限らず パンダさん達にとって幸せな形で行われる日が来る事を願います
    。」 本当に深く本当に愛のあるお言葉ありがとうございます。
    絶滅危惧種 世界中見ても、野生と飼育下合わせても2.300頭前後の数しか生存していないジャイアント パンダ。
    人々は「繁殖」「繁殖」と数を増やす事に対しての俄然やる気を出しております
    。それは非常に大事な事です。難しい問題ですが、「繁殖」だけでなく他にもパ
    ンダ達にとって大切な事があるかもしれない。それも同時に大事にして進めて欲しい。そんな気がします。意見がまとまらず、すみません。又 お世話になります。これからもよろしくお願い致します

    ◯リーちゃん様
    ちょっと堅っ苦しい話しもしますが、
    良かったらいつでも遊びに来て下さい。
    パンダの素晴らしいさを多くの人々で共有しましょう。またよろしくお願い致します。

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